屋根に遮熱塗料を使用すると・・・

室温上昇を抑制する遮熱塗料。
夏だけにこれが行われるのであれば全く問題ないのですが、遮熱塗料は冬も同様に太陽光を効率よく反射し、
赤外線の吸収を抑え、室温上昇を抑制します。
多くの方が「夏、暑いのも嫌だけど、冬、寒いのも嫌だな」と思うでしょう。

夏の室温低下に較べて、冬の室温低下がごく僅かだとしたら、いかがでしょうか。
遮熱塗料がとても魅力的に見えてきますよね。冬の室温低下がごく僅かになる理由は太陽の日射角度（南中高度）にあるのです。
本当に暑い季節と寒い季節は違うのですが、それぞれの日射角度（南中高度）が夏と冬の例を用いてご説明致します。

夏
日光は屋根に当たる量が多くなりますので、
遮熱塗料が大活躍します。
外壁に当たる光、窓から室内へと差し込む光も少なくなり、窓の周辺にしか差し込みません。

冬
水平とは言わないまでも横方向から太陽光が差し込んでくる
イメージです。
外壁にあたる光が増え、なおかつ窓からお部屋の中や奥へと差し込む光とその量も増えます。
寒い季節にはありがたいことです。
冬は横から太陽があたるので意外に屋根の遮熱塗料はあまり活躍していません。
夏とは違い、外壁が太陽で温められる時間が増えます。

塗料選びの参考にして見て下さい。