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知って得する!塗料の基礎知識!!塗料の中身 NO.2

  • 塗装豆知識
3.塗料の中身

塗料は、有機物(脂肪)や無機質(顔料等)など、様々な原材料を組み合わせて作ります。
塗料の中身.jpg
樹脂(合成樹脂)
・塗料の主成分。樹脂の種類によって、対候性・硬さ・汚染性などが決まります。
・樹脂にはアクリル・ウレタン・シリコン・フッ素・エポキシなどの種類があります。
・樹脂は、あらかじめ水や溶剤中で、一度細かくした状態にして塗料化しています。

エマルション
水中に樹脂を細かな粒子状のして混ぜ込んだもの。
牛乳の様な白濁とした液状。

ワニス
溶剤に樹脂を溶かしたもの。
樹脂が溶けて、水あめのような透明な液状。


添加剤
・様々な機能を持たせるため補助的に入れます(添加する)。
・塗料を塗るまでに必要なものと、塗膜になってから性能を発揮するものがあります。

増粘剤
保管中に塗料成分(樹脂や顔料)が沈殿しないように、塗料の粘性を調整する。
増粘剤を入れることにより、ローラーで塗りやすくなる。

界面活性剤
洗剤とよく似た材料。顔料が塗料中で綺麗に混ざるようになる。
また、塗料を下地に塗付しやすくなる。

凍結防止剤
水性塗料が腐るのを防ぐ。

防藻剤
塗膜に藻が生えるのを防ぐ。


顔料
・塗料に色を着けたり、厚みを持たせたりします。
・大きく分けて体質顔料・無機顔料・有機顔料の3種類があります。

体質顔料
着色しないが、塗膜に厚み(肉持ち感)を持たせる。
炭酸カルシウム、クレー等

無機顔料
無機成分で出来た、色を着ける着色顔料。
白色顔料:酸化チタン等
茶色顔料・赤さび色顔料:酸化鉄
無機成分なので耐候性が高いが、くすんだ色合いになる。

有機顔料
有機成分で出来た、色を着ける着色顔料。
緑色顔料:フタロシアニングリーン
赤色顔料:シンシャカレッド
青色顔料:フタロシアニンブルー
有機成分なので鮮やかな色合いが出せるが、耐候性が無機成分より若干劣る。